ニュージーランドの植物マヌカとは

【ニュージーランドで独特な進化をしてきた動植物達】

 

遥か昔、南半球を中心に拡大していった広大なゴンドワナ大陸があります。ニュージーランドは、このゴンドワナ大陸から切り離されるようにして誕生したそうです。

 

それ以来、ニュージーランドの動植物は独特な進化を果たし、他の場所では見られない異質な生物が多く生息しているのです。ニュージーランドの国島キーウィ、絶滅危惧種であるカカポ(オウム)、眼とその周りが黄色いイエローアイドペンギン、生きた化石と称されるトゥアタラ(トカゲ)等がそうです。

 

ニュージーランドの周辺でしか見られないマヌカの木もその1つであり、島のあらゆる場所に自生しているのです。クリスマス頃からおよそ1ヵ月間の開花の時期は、山全体が花で白一色に埋め尽くされて、「ホワイトマウンテン」称されるくらいです。

 

【ニュージーランドが実現した神秘】

 

マヌカの近縁種は、ニュージーランドからオーストラリアにわたって40種くらいが見られます。

 

マヌカとよく間違われるのが近縁種のカヌカです。生憎とカヌカに限らず近縁種の蜂蜜は、メチルグリオキサール等の特別な成分が含まれるといった性質を備えていないです。

 

マヌカは、豊かな自然の中で進化を積み重ねつつ、固有の成分を生み出してきたのだと思います。ニュージーランドの自然と歴史が作り出した神秘の植物と言うこともできるでしょう。

 

【マオリ族もマヌカの恵みを享受していた】

 

先住民族とされるマオリが渡って来る前から、マヌカはニュージーランドに自生していたそうです。

 

彼らはマヌカの効果に気づいて、葉または樹皮を煎じて、肩こりやリウマチ、筋肉痛の薬として塗り付けたり、風邪をひいた時に吸引したり、うがい薬として使ったりしていたみたいです。ニュージーランドでは古くから、日常生活には欠かすことはできない万能薬として、マヌカが日頃の生活の身近にあったのです。

 

【万能薬マヌカは大自然からのプレゼント】

 

18世紀、イギリスの探検家キャプテン・クックがニュージーランドに訪ねた際、葉をお茶に使用したところから、マヌカは「ティートゥリー」とも称されておりました。胃痛で苦しんでいた船員達も愛飲したといいます。今でもマヌカは「ニュージーランド・ティートゥリー」と呼称されるみたいですが、オーストラリア原産の「ティートゥリー(Melaleuca alternifolia)」とは全く異なった品種になります。

 

古くからニュージーランドの人達の体調管理にマヌカは使われてきました。その花の蜜から、蜜蜂を介して生成されるのがマヌカハニーになります。マヌカハニーは、自然界からの素晴らしい恵みだと言えます。

 

近年はマヌカハニーに抗菌作用を生じさせるメチルグリオキサール等の含有成分の研究が進展し、マヌカの不思議なパワーが科学的に解き明かされつつあります。