女性はフェロモンで生理が同調

女性はフェロモンによって生理の同調が発生する!?

女性が集団で共に暮らしていくと、生理が同調する傾向が見られるのです。

 

一緒の寮に暮らす女学生とか、母親、娘、姉と妹を始めとした世帯ごとに長年にわたりこういった体験をしたといったことが語られている。

 

通常、初めに一緒になっている状況では生理の時期は適当に分散されているのですが、共同生活が何ヵ月か継続していく間に周期の差異が数日の期間になってきます。

 

この状況は、マウスのメスの群れからのフェロモンが別のメスの発情に影響を及ぼすといった発見を連想させます。

 

 

女性の生理同調を初めに研究したというのはハーバード大学のマーサ K.マンクリントックでした(今はシカゴ大学にいます)。

 

彼女は、近郊の女子大の寮に暮らす135人の女子大生の生理周期を追跡調査しました。

 

10月から4月にわたるうちに、近しい友達同士とか同室人の集まりで、生理が徐々に同調していくということが見られました。

 

けれど、寮全体だと同調は見られませんでした。

 

マクリントックはその同調になるきっかけで想定できるものに関して調査しました。

 

その点に関しては、同一の献立、一緒の食生活、同様のライフサイクル、ストレスの分かち合い、同様の明暗サイクル、対象の生理周期に関する情報なんかです。

 

 

調査の結果として、それらのいずれも同調の要因からは省けるということが判明しました。

 

その上、年齢とか学年まで同調とは関連性が見られませんでした。

 

同調と相関するというのが明確になった唯一の原因は共同で生活する期間の長さでした。

 

共同で生活する期間が最も長い対象と同調する可能性が確認されたのです。

 

また、その研究の2つ目の発見でも重ねて、マウスで検証されていた内容を連想させるものでありました。

 

これは、それらの女子大生の中で、男性と生活する頻度が特に多くある(週に3回以上)人の生理周期が一層短くて、加えて規則的だということでありました。

 

マクリントックはそれらの研究成果を1971年に公開して、フェロモンが人間の生理を支配下に置くのじゃないかといった可能性が人々の注目を呼びました。

 

 

その仮説は1986年には実験によって明らかにされました。

 

フィラデルフィアのモネル化学感覚研究センター並びにペンシルバニア大学のジョージ・プレティらは、女性の腋の下の汗に生理同調を招く化学信号が存在する事実を、注意深い分析により提示しました。

 

安定している生理周期に該当する一群の女性が”提供者”になりました。

 

彼女らは自らの生理周期をきっちりと書き込みつつも、3サイクルにかけて週3回腋の下の汗をパッドに集めました。

 

プレティはそういったパッドを収集して、周期の時期別に整理して、片や周期の1〜3日目、片や4〜6日目といった感じに10カテゴリー(全提供者の周期は29±2日)に分割しました。

 

その次はプレティらは他の女性チーム(被験者)に、それらの見本を順に与えました。

 

パッドよりアルコールで取り出したのを、提供者の周期のプロセスと同様の順で、それぞれの被験者の上唇に週3回ちょっとずつ塗りつけました。

 

その処理を開始して10〜13週後には、被験者の生理周期は実例の周期に目立って近づきました。

 

対照群だとそういったことはありませんでした。

 

提供者の腋の下の汗に含有する何かが周期に合わせて変わっていて、これが被験者の周期を変化させたのです。

 

 

この件と平行となって、モネル化学感覚研究センターの研究者らは男性の腋の下の汗に関しても研究しました。

 

男性より汗を収集して、同様にアルコールで取り出した。

 

今回は生理周期が通常よりも長くない、あるいは長い(26日未満、あるいは32日越え)女性の集まりに同様に規定通りに塗りつけました。

 

12〜14週後、それらの女性の周期は適正な周期の29.5±3日に近づきました。アルコールのみを塗りつけた対照群だとこういった差異は起こりませんでした。

 

男性の腋の下の汗に含有する何かが、生理の法則性を制御する化学信号の役割を果たしたのです。

 

 

男女いずれも、腋の下の汗が生理と関連するフェロモン効果を持つということが明らかになり、マクリントックの分析だってこれにより解説可能になりました。

 

どういった化学物質がその効果を果しているかについては未だに不明なのですが、プレティらのその2つの研究は、今のところ人間のフェロモンについて一番間違いのない根拠と言えるでしょう。

 

 

どうしてそれらの科学者らは化学信号の根幹ということで腋の下の汗に当たりをつけたんでしょうか。

 

腋の下といった部位は、組織的に観察して2つの内容で肉体の別の部位とは異なっています。

 

その辺の表皮にはアポクリン腺と呼ばれる小さい分泌腺が分布して、加えてほとんどの人種で体毛がしっかり発達しています。

 

アポクリン腺というのは思春期に活性化されて腋の下の汗の分泌に働く、アポクリン腺と体毛の組合せは哺乳類で広範に見られ、多数の種でその腺は化学信号の中心的な分泌源の役割を果たしています。

 

例えばオグロジカの後肢のふ骨腺だと多数のアポクリン線があって、毛房まで発達しています。

 

その仕組みが社会において大切な色々なフェロモンの分泌源であるのは既に説明しました。

 

毛はアプクリン腺の分泌物が大気に接触する表面積を増やすため、揮発性の成分は効果的に近辺に広がります。

 

前から科学者らは人間においてもアポクリン腺が化学信号の根幹とされるのじゃないかと予想していました。

 

こういった情報がありましたので、プレティらが腋の下の汗にポイントを限定したのは当然のことでした。