マヌカハニーのピロリ菌に対する抗菌効果について書いた論文が存在します。

 

市販の蜂蜜においても、抗菌作用が見られるというのは知れ渡っています。であれば「どうしてマヌカハニーに関して研究が続けられているのでしょう?」といった疑問が湧いてくると思います。

 

普通の蜂蜜の抗菌作用は、過酸化水素が元になっています。蜂蜜に含まれているグルコースオキシダーゼという名の酵素が、酸素に接触することによって過酸化水素が組成されるといった仕組みになっています。

 

ですが、過酸化水素は不安定なもので、熱とか光に弱くて、加熱処理やその他の加工で効果が弱まるといった難点が見られます。ですので、身体に対する抗菌作用はまるで望めないとされているわけであります。

 

一方、マヌカハニーの優れた抗菌作用は、主にメチルグリオキサールが元になっています。それはマヌカの花蜜に含まれているジヒドロキシアセトンという名の糖分が、保温・貯蔵している最中に変質して作られるのです(アミノカルボニル反応)。メチルグリオキサールは優れた抗菌作用を有して、熱とか光に対しても頑丈なので、体の中であろうともその効果を発揮する可能性が高いです。

 

余談ですが、採蜜し終えたマヌカハニーを4ヵ月くらい37度前後で保管すると、ジヒドロキシアセトンの容量が半減して、メチルグリオキサールの容量が増加します。多数の養蜂業者はマヌカハニーを倉庫なんかに保管して、容量が増えてきた時に抗菌性についての検査を依頼して、商品という形で出荷しているそうです。